「たまたま運転ミスで人を轢いちまった男と

復讐するつもりで別人を轢いちまった男と、どっちが悪人でしょうか」


家庭裁判所調査官の上司である陣内から部下の武藤への質問。



先週Sさんと最近起こったバラバラ殺人や未成年の殺人について話していました。

そこで聞いたのはバラバラにするからといって元々の性格が歪んでいるのではないと。


傍から見れば残虐非道な行いですが、一部を除き本人は決して異常者ではなく

冷静に対処するというその場しのぎの行いに過ぎないらしいです。


では、男子高校生が見知らぬ女性をアイスピックで刺した事件はどうなんでしょう。

どんなに成績優秀でも精神的なものが壊れていたのか?

いずれにしても少年法が適応されるわけです。


そんな疑問がある中、手にとったのは伊坂幸太郎さんの『サブマリン』 

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12年前の『チルドレン』に登場した

家庭裁判所調査官の陣内と武藤のコンビがまた活躍します。


伊坂さんがつくるキャラクターは味があって好きですね~

個人的には『陽気なギャング』シリーズの響野と本作の陣内が似ている気がします。

2人とも周りには迷惑をかけまくりますが芯がしっかりしているので好きです。


少年事件の場合は大人の事件と違って、罰するのではなく、更生が目的

そうなんですよね~ 建前は分かります。


でもね、たまに悪魔の申し子みたいな犯行をする未成年者は

大人と同じ扱いでいいのではと考えます。


「じゃあ、その線引は?」と問われると答えに難儀します。

犯行に及んだ少年たちと直接面会できる家庭裁判所調査官に決定権があったらね。