約30年来、度々思い出しては後悔することがあります。
「なんでそんなことしちゃったんだろう」と。

小学生のとき学年別集会で体育館に集合していました。
前列から身長順に整列していくと私の隣はA子ちゃん。

すると同級生の男子から「うわ~ A子の隣だって、バッチーバッチー」
バッチーとは汚いという意味。

別にA子ちゃんは何ら汚いところもなく、私としては他の女子同様特別な感情を抱くこともなく接していました。

ところが朝会では他のクラスの子もその場にいたことで、話したこともない子たちの視線が気になってしまいました。

そのときしてしまった行動はわざと真横からズレて立つこと。
幸いにも担任の先生にはバレていないと思っていました。
そんな気持ちを抱くような弱い人間です。

バレていなくても心情としては罪悪感がいっぱい。
その日の授業は身に入りません。

そして放課後、担任の先生から「職員室に来るように」と人生初の呼び出し。
A子ちゃんの友達が結束して「横堀くん、ひどい!」と抗議したみたいで。

「なんでそんなことしたの?」と訊かれても答えられません。
自分の意志ではないですから。

形ばかしの「ごめんなさい」はしたと思いますが記憶が薄いです。
小学生男子特有の意地が邪魔したのかな。

あれから30年以上経ちましたが、その出来事が度々蘇るので私の中ではまだ解決していないんでしょう。

卒業してから一度も会っていませんが、チャンスがあればもう一度心から謝りたいです。

その一件の後からは同じ過ちをしたくないので、特定のグループに入らず浮いた存在だったかもしれませんね。

でも、いいんです。
他人の意見に左右され、自分の気持ちに正直になれないよりは。


なぜ上記のような行動をしてしまったか今になって分かりました。
司書さんに薦められた大石大さんの『シャガクに訊け!』
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当時の私は自然と準拠集団に入っていたんでしょうね。
人が自分自身を関連づけることによって、自己の態度や判断の形成と変容に影響を受ける集団。

準拠集団は一般に、家族・友人関係などの身近な所属集団からなることが多い

社会学を学ぶだけで様々な出来事の理解度が増します。
自己成就予言は有名ですね。

ある大臣が議会で「銀行が破綻した」と誤って発言したことがきっかけで、多くの預金者が慌ててお金を引き出しに向かい、結果的にその銀行は破綻した。

コロナウイルスも政府の発言一つで国民は左右されます。